アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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円満屋

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円満屋。
いい名前である。
村松友視の「時代屋の女房」とか、ねじめ正一の描いた、高円寺純情商店街、とか、そのレベルに達しようかというくらいのいい名前である。

円満屋は何を売るところかというと、金魚を売っている。
金魚と熱帯魚と水草の専門店、らしい。

ところが、大久保に長年住んで、毎日のようにその前を通り過ぎているというのに、今まで一度も足を踏み入れたことがなかった。恥ずかしい話である。
先日、ふと、円満屋の暖簾をくぐってみた。もちろん、暖簾などないが、気分は、暖簾である。

水槽の中で金魚が泳いでいる。カラフルな熱帯魚もいるが、円満屋には可憐な金魚が似合う。やはり、円満屋は、金魚屋さんなのである。金魚を所望の客は、自分で金魚をすくうという、縁日にも似たシステムになっているとお見受けした。

円満屋。
これから暑くなるこの季節に、一服の清涼剤を求めて、夕涼みのつもりで、そのうち、また覗いてみるとしよう。

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怪談なかよし堂

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大久保小学校の向かいには、「たち」という小さな文房具屋があった。
「太刀」と書くのか、「舘」と書くのか、あるいは、「ぼくの伯父さん」のジャック・タチのごとく、Tatiと書くのか、そのへんはわからないが、とにかく、登校前に寄って、足りない文房具をあわてて買ったりした。「たち」ではなく、「タッチ」と呼ぶ子供もいた。おばあさんが店番をしていて、子供だけで入ると機嫌が悪かったが、親や祖母などを連れて行くと、妙に愛想が良く、椅子まで出してくれたりもしたものだから、子供ながらに、どうも信用がならないような気もしていた。

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