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2005年09月23日 (金) * 編集
初めてパリに行った時、この本をバッグに忍ばせていた。
![]() ガイドブックのようにも見えるが、いわゆる観光地のことなど、これっぽっちも書かれていないし、かといって、政治や文化、芸術などといった大上段に振りかぶった話題もまったく出てこない。この本に登場するのは、パリの舗道、メトロ、トイレ、カフェ、など、いわば、低い視線で眺めたパリである。 パリの構造を分析してはいるが、学者がついついやらかしてしまうような小難しい抽象的な分析ではない。バカバカしくも執拗で的確な分析によって、カフェならカフェの構造の本質を突き止めることにより、いつの間にか、私たちは、カフェの実践的な使い方までマスターすることになるのだ。 読み終わる頃、カフェは、自分ものとなっている。
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