アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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クンタ・キンテの霊を呼ぶ

コックリさんが帰らない時は、「りん!」と叫ぶ。
「りん」とは何なのか知らないが、小学生の頃の常識であった。もっとも、口裂け女だって、「ポマード!」と言われると退散するらしいが、これは、口裂け女がポマードに何か良くない思い出があると考えれば、わからなくもない。
また、あるクラスメイトは、「昨日、神社で、『コックリ!』って、呼び捨てにして、逃げてきたぜ」などと、武勇伝を披露してくれた。
「おいおい、どえらいことをやってくれたな・・・。」
友人ながら、その腹の据わり具合に恐れ入ったものである。

とにかく、コックリさん、流行ったものだ。

佐々田君の家でコックリさんをやっていた時のこと、例によって、「あなたは誰ですか?」と尋ねたら、10円玉が動いた。
「ク・ン・タ・キ・ン・テ・・・」
誰もが顔を見合わせた。蘇我入鹿とか、伊藤博文とか、そんな人がやってくるならわかる、「クンタキンテ・・・?何だ、それ。」
一瞬の沈黙の後、佐々田君が声を上げた。
「あ、知ってる。今度、『ルーツ』っていうドラマをやるんだけど、その予告編の中で、クンタキンテっていう人が出てくるのを見た!」
クンタキンテ、とは、ドラマの中の人物なのか?
「いや、『ルーツ』っていうのは、本当の話を元にしているらしいから、きっと、実在の人物なんだよ。」
佐々田君の説明である。

「ルーツ」。
若い人にはわからないであろう。アフリカから奴隷としてアメリカに連れてこられた黒人クンタ・キンテと、その子孫である原作者アレックス・ヘイリーへ自身へと至る、何代もの家族の物語。8夜連続で放送された1977年当時は、ずいぶんと話題になったものである。

その日、クンタ・キンテの霊が、何をしゃべって帰って行ったのか、実は、ほとんど覚えていない。奴隷の苦しみを語ったのか、それとも、番組の宣伝をしていったのか、覚えていないのである。
ただ、数日後に放送された「ルーツ」は、しっかりと見させていただいた。クンタ・キンテが画面に現れたときには、何だか、初めて会う気がしなかったのは言うまでもない。

それにしても、日本広し、いや世界広しといえども、クンタ・キンテの霊を呼び出したのは、私たちだけではあるまいか、と、考えている。
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Comment

魔羅一郎 says... "続編"
猫大人、こんにちは。
この猛暑を吹き飛ばす笑いを有り難う御座います。クンタ・キンテ(キンタ・クンテと間違いませんか?)を呼び出すとは恐れ入ります。流石、猫先生です。
そう云えば、我々も留学中に、パリの高級街のアパートで、コックリさんを試みましたよね?何も起こらないので、「入国審査を通らなかったんだ」とか、勝手な事を言っていた記憶があります。
こうクソ暑い日が続くと、そんな馬鹿げた事をやりたくなってきます。
幸い、我が家には、コックリさんよりずっと本格的な、悪魔やら天使、精霊なんてものを呼び出す呪文の記された本が、沢山ありますので、こんや辺りクンタ・キンテよりはマモトな存在を呼び出して、猫先生を襲わせてみるのも一興でしょう。もし、何か起こったら、ちゃんとブログで報告して下さいね!
「今晩は。魔界から呼び出され、参上仕ったクイーンと申します。いつぞやは、父クンタがお世話になりました」と、ちゃんと挨拶する様に言い聞かせておきます。
楽しみにしていて下さい。
2006.08.10 13:15 | URL | #- [edit]
猫目 says... "お化け屋敷"
魔羅同志、残暑お見舞い申し上げます。

今日、遊園地に行ったのですが、お化け屋敷は、怖かったので、やめました。
からくりに紛れて、貴兄の式神でも飛ばされてはたまらない、と思ったからです。

暑い夏はやっぱり怪談に尽きます。
最近、何か、怖い話はないですか。

それでは、
je vous souhaite un bon cauchemar !
2006.08.11 21:11 | URL | #- [edit]
kemukemu says... "お知らせ"
はじめまして。
大道芸観覧レポートというブログをはじめました。
ときどき寄ってみてください。
雪竹太郎さん、アップしました。

http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
2006.08.16 22:47 | URL | #5jYE.wrM [edit]
猫目 says... "雪竹さん"
kemukemuさま、初めまして。

早速、見せていただきました。
すばらしい写真ですね。これは、最近のものなのでしょうか?
雪竹さんには、ちょうど一年くらい前、新宿駅でばったり会ったくらいです。人間美術館の芸も、久しく見ていません。

ブログのご報告、どうもありがとうございました。
2006.08.18 07:52 | URL | #GaU3vP2. [edit]
kemukemu says... "鐔"
2006.09.10 18:10 | URL | #5jYE.wrM [edit]
kemukemu says... "再送"
返事がおそくなってすみません。写真はすべて最近のものです。雪竹太郎さんがんばっています。冬場は、地下鉄御徒町のヘブン会場でビオラを演奏しているそうです。
2006.09.10 18:12 | URL | #RR3Od63U [edit]
猫目 says... "雪竹さんの夏"
kemukemuさん、こんにちは。
そうですか、最近の写真でしたか。

一昨年だったか、雑誌「現代思想」に、雪竹さんの論文が掲載されましたね。ヘブン・アーティストという制度に対する疑問です。雪竹さんの主張は昔から変わっていないのですが、本当の大道芸人として生きることと、こういう管理制度の中で生き延びることのジレンマに、悩んでいるようです。
ことあるごとに、「大道芸人の理論武装」を試みてきた人だけに、さまざまな思いはあると思います。

新宿の構内では、タカパーチさんと演奏を行っていて、「猫目さんのために」と、何故か「冬のソナタ」を弾いてくれました(笑)。
以前は、毎年、何度かは顔を合わせ、飲んでいたのですが、ここ数年は、ほとんど話もしていないのです。
「人間美術館」をやっていないのでは、という心配もあったので、ちょっと安心しました。

どうもありがとうございました。
2006.09.11 21:49 | URL | #GaU3vP2. [edit]

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