アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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歌声喫茶とパンク少女

エレキを始めた娘は、どうやらパンク系を目指しているらしい。
コブクロとかではなくてちょっと安心するが、パンクとコブクロ、子を持つ親としてどちらが安心なのかと訊かれるとちょっと困る。まあ、いいじゃないか、パンクで。大賛成である。
今日は、ラモーンズを聴かせてやった。どうも、娘の聴いている日本のバンドが、ラモーンズのファンらしい。そうだろう、そうだろう。怒涛のスリーコード攻撃で知られるラモーンズなら、ギター初心者でも弾けそうである。あとは、ノリだ。

さて、娘がラモーンズを気に入ってくれたかどうかはわからないが、その後、ちょっと変わった趣向の場所へ連れて行ってみた。何と、「歌声喫茶」である。といっても、本当の歌声喫茶ではない。近所の地域センターのお祭りのイベントのひとつである。ちょっと野暮用があったので、ついでに娘を引っ張って、視察してみた次第である。
娘は、オレンジのTシャツに、髑髏をあしらった黒いパーカーをひっかけ、ゴムぞうりという、何ともパンキッシュないでたちでついてきた。いや、パンクなのかどうかわからないけれど。

地域センターの調理室が会場となる。
狭い会場には、ご高齢の方々が、テーブルに座り、オルガンの演奏にあわせて、何やら合唱している。
「われは湖の子 さすらいの♪」
おお、これは、「琵琶湖周遊の歌」に違いない。
「はい、ここでもういちど繰り返しまあす・・・。」などと、マイクスタンドの前で歌唱指導するおじさんがいる。「演奏・おじさんバンド」と、会場の入り口には書いてある。
まさに、歌声喫茶である。
もちろん、私だって、世代からいって、歌声喫茶なんて知るわけがない。映画とか、古いドキュメンタリー番組とか、そんなもので見たことしかない。歌の本を見ながら知らない人たちと一緒に唄って、一体、何が楽しいのだろう、と、常々疑問を抱いてきたジェネレーションである。

しかし、娘は、歌声喫茶そのものの存在さえ知らないわけだ。
少々、びっくりしたらしい。
さらには、娘のTシャツと、スタッフのおばさんたちのユニフォームらしいTシャツが、全く同じオレンジ色だったことに気づき、娘はちょっと慌てたようだ。そりゃそうだろう、「琵琶湖周遊の歌」なんてものを一緒に唄わされでもしたら、パンク少女にとっては、たまらない。

「帰ろうよ。」
今度は、私が引っ張られた。

家に帰って、もう一度、ラモーンズを聴いた。
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