アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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地震と書斎

先週の土曜日、夜中に帰宅した。
自分の書斎に入ってみると、どうもおかしい。そこに落ちているはずのない本が落ちている。こんな本、ここ数年、見たことないぞ、などと思いながら、部屋に分け入る。いつものようにパソコンの前に座ってみる。見慣れた書斎の風景が、ほんのわずかだが違って見えるのだ。
そこでようやく思い出した。そうだった。夕方、震度4の地震があったのだ。1111.jpg

私の狭苦しい書斎は、四方を本棚に囲まれ、さらに、本棚の前に本が積み重なって、ほとんど床が見えない状態になっている。デビュー当時の名探偵明智小五郎の部屋を思い出していただければいい。そんな状態だから、大きな地震がくれば、どういう惨状が展開されるのか、いつも戦々恐々としている。

震度4。確かに大きな地震であった。床に数冊、本が落ちている。きっと、本棚か、積み上げた本の山のどこかから崩れ落ちたものだろう。
ところが、机の上に積み上げてある数十枚のCDには何の変化もない。もともと、不安定なプラスチック製の書類入れの上に積まれ、何の考えもなくどんどんタワー化していったCDが、不思議なことに崩れていないのである。あの不安定さゆえに、耐震構造になっていたということだろうか。ゆらゆらと左右に揺れて、崩落から免れたとしか言いようがない。

もしも東京に大地震が来たら、書斎はどうなるか、私は常々、覚悟を決めて予測している。まず、無理に二つ三つ重ね置きした重ね置きした本棚は、間違いなく崩れ落ちてくる。固定されているスライド式の本棚と、作りつけの本棚は、倒れてくることはないだろう。ただ、収納された本たちが津波のようにと飛び出してくるという事態は覚悟しなければならない。
さらに、扉の横に重ねた本棚が倒れ、扉の開閉を不可能にしてしまうということは予測される。もしも、地震の時に書斎にいたとすると、私は、外へ出られなくなってしまうのだ。
さらに、机の向こう、窓の上に作ってもらった棚から、漫画の塊が落ちてきてる私を襲うのである。その余波で、パソコンにつながるLANケーブルも切断されてしまうような気がする。つまり、外界との連絡は、これで絶たれてしまう。入り口も塞がれて脱出は不可能。
もしも命からがら部屋の外に出ても、階段の踊り場に設置した文庫本用の書棚から文庫本たちが飛び出し、階段を覆う。私は、文庫本の数冊を踏みつけてそのまま転び、文庫本の橇で一階にまで滑り落ちてゆくのである。だが、そうなれば脱出は成功と言える。2222.jpg

これが、私が覚悟をしている書斎の惨状である。書斎は、死と隣り合わせにあるのだ。

しかし、土曜日の地震、震度4くらいでは、意外なことに、ほとんど被害はなかった。本が数冊どこからか落ちてきた、といっても、無雑作に積み上げてある本の山全体が崩れることはなく、ほぼ原型をとどめている。震度4くらいまでなら、私の書斎は耐えうるようである。
ちょっとした収穫であった。
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Comment

まいち says... "驚愕の被害0!"
こんにちは。猫目さま。
なんと我が家は何一つ崩れておりませんでした。
我が家には猫目さまの書斎状態な部屋が3つ。
地震がなくとも崩れてきたりするので、各部屋の主は各々、戦々恐々としながら帰宅いたしましたがなんと被害0。
ボロ家は年月が免震構造にしてくれているようです。
2005.07.26 12:38 | URL | #Z10UEaqA [edit]
猫目 says... "地震に強い部屋"
被害ゼロですか。それは何よりです。
ただ、まいちさん、以前の地震で崩れた漫画の山を、何とかしましょう。

また大地震がやってきます。
2005.08.03 08:22 | URL | #GaU3vP2. [edit]

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