アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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ヨコタさんがブログを始めたらしい

7月のブログで触れた、Y氏こと画家のヨコタさんがついにブログを開始したらしい。
その名を、「森の生活・リュザルシュ通信」という。

ヨコタさんは、パリ北駅から列車で30分ほど行った村、リュザルシュに、親子3人で暮らしている。ヨコタさんのフランス暮らしは、かれこれ四半世紀。それまでは、パリ市内、何と、カルチェ・ラタンの一角にも住んでいたのだが、その後、リュザルシュに家を買い、移り住んだのである。家と言っても、半ば廃墟である。それを、自分たちで修繕しながら、ようやく、人の住める家になった。風呂もつけた。

リュザルシュは村である。いや、町なのかもしれないが、村、と言った方がぴったりくる。北駅から30分も列車に揺られ、ようやくリュザルシュ駅に着いたと思ったら、そこからまた30分、田舎道をとぼとぼと歩かなければならない。散歩好きにはたまらないが、歩くのが億劫な人には苦行であろう。

村には何もない。
10年ほど前、私が訪れた時には、自家製の蜂蜜を売っている家があったが、今はもうないらしい。1時間くらいかけて村を一周したが、カフェ一軒をようやく見つけることができただけで、もちろん、スーパーも、レストランもなかった、と思う。まあ、このへんは、ヨコタさんがブログに書いてくれるであろうことなので、あまり余計なことは書かない。余計なことをすると、ヨコタさんはすぐにひねくれるのである。
ただ、何の変哲もない、ごく普通のフランスの村である、ということだけは言っておこう。

そんなヨコタさんに、リュザルシュ暮らしを報告するブログを始めてみては、と言ったのは、一年前の夏。ヨコタさんが一時帰国した時の池袋の居酒屋であった。ウィンドウズ95の古いマシンを駆使していたヨコタさんには、ブログの何たるかなど、何も理解できなかったと思う。だって、当の私だって、実は、ブログのことを理解していなかったのだ。いい加減なものである。

ヨコタさん、実は、ひそかに文章を書き溜めているらしい。
時々、メールで、リュザルシュの四季を綴った文章が送りつけられてくる。読まされる側にとってはたまらないので、それなら、ブログを始めてみたらいかがです?と、ブログに丸投げを試みたわけだ。
ところが、依然としてブログの意味がわからないヨコタさんは、1年間、私のオファーを無碍に断り続けてきた。

事態が急変したのは、今年の夏のことだ。
私が、衝動的にブログを始めたのだ。いざ、やってみると、これが実に簡単だということが分かった。改めて、池袋の居酒屋で、今年の夏も一時帰国したヨコタさんの耳元で囁いてみた。
「旦那、ブログ、簡単ですぜ。」と。
ヨコタさん、私がブログをいとも簡単に操る様子を見て、ようやくやる気になったのである。

リュザルシュに帰ったヨコタさんから、ついにブログを開始しました、というメールをいただいたのは、数日前。ここまでくるのに一年かかった。そう思うと、私のブログではないのに、何とも感慨深いものである。

私にとっても懐かしいリュザルシュの風景、東京にいながらにして眺められるのは悪くない。楽しみである。

大酒飲みのヨコタさん、今日もうまい酒を飲んでいるのだろうか。
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廃屋
廃屋の中のデッサン室  人の感覚と自分のものが食い違うことが良くある。 ぼくがこの家に移ってきたのはもう十三年前で、その時からぼくは我家をカサ・ヨコタとか呼んで、
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