アングルのバイオリン

violon d'Ingres. 趣味か余技か、それとも悪ふざけか・・・ とにかくこれが私の日常。

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一尺ジャズ

ジャズの話を続けたい。

ジャズは良い音で聴きたい。
もちろん、ロックだって、クラシックだって同じことなのだが、特にジャズは良い音で聴きたい気がする。我が家には10年以上使っているミニコンポがあるのだが、どうも最近お疲れ気味である。それだけではなく、コンポが置いてあるのは、私以外の家族も生活する場所なので、どうも、じっくりゆっくり、小粋にジャズを楽しむなんてことはできない相談だ。

そこで、私は、自分の書斎に活路を見出した。
書斎といっても、4畳半、いや、3畳が関の山、の狭苦しい部屋である。ただ、ここには自分のパソコンがある。そうだ、パソコンで聴けばいいじゃないか、ということに気づいたのだ。
それまでは、秋葉原で1000円くらいで買ってきたスピーカをつなげていたのだが、この際、EDIROL社製の1万円近くするやつを奮発した。といっても、実際は、量販店のポインカードで買ったのである。
こいつは、サブウーファもついた、いわゆる2.1chというやつ。低音ズシーン、高音シャキシャキ、と、一気にパワーアップした音にびっくりした。何だ、下手したら、ミニコンポより良い音じゃないか。
しかも、MP3化してハードディスクに保存すれば、CDの保管場所も必要ないし、いつでも簡単に聴きたい音楽が聴ける。パソコン・オーディオも悪くないじゃないか。

ただ、天井以外を書物に覆われた書斎では、スピーカを理想の場所に置くことはできない。机の上のわずかな空間以外、置き場所がないのである。
ジャズ評論家の寺島靖国氏は「四畳半ジャズ」を評価している。「四畳半ジャズ」とは、四畳半くらいの狭い部屋でジャズを聴くこと。広い部屋でジャズを聴くと、反響音が増えてしまい、大きなホールで聴いているのと同じ感じ。それに対し、四畳半ジャズというのは、スピーカーから音が直接届くので、ライブハウスでかぶりつきで聴いているのと同じであって、こっちの方がいい、と、寺島氏は言っているのである。
もっとも、オーディオマニアでもある寺島氏の再生装置は、総額一千万以上もするような代物。私の場合、パソコンも含めて、せいぜい十数万であるから、あまりに規模が違う。
さらには、四畳半もない空間、スピーカと、リスナーである私との距離が数十センチしか離れていない、という事実。これでは、「四畳半ジャズ」ではなく、「一尺ジャズ」である。
それでも、まだゆっくりと聴ける空間があるだけ幸せか。

いや、必ずしもそうとは言えないのである。サブウーファが活躍してくれるのは結構なのだが、床から壁、壁から天井へズシンズシン響きすぎて、家族から苦情が殺到するようになった。重低音というのは、予想以上に迷惑なもののようだ。仕方なく、ヴォリュームを下げ、ひっそりと聴いている。
これでは、元の木阿弥だ。

その後、サウンドカードも替えた。それまでは、オンボードのものだったのを、独立したサウンドカードに替えたのである。これは、egosystemsの、prodigyシリーズ。高くはないが、ものすごく安いものでもない、というレベルのものだ。しかし、こちらは、スピーカを替えた時のような劇的変化はなかった。もっとも、ヴォリュームも抑え気味だから、そのパフォーマンスが十分に発揮されていない、ということはあるかもしれない。

巷では、ホームシアターだとか、7.1chサラウンドやら、オーディオシステムの進歩たるや、ものすごいことになっているらしい。しかし、私は知りたいのであるが、実際、どのくらいの割合の人々が、そんな環境を享受しているのだろう。お金がかかるのはもちろん、いくつもスピーカを置けるくらいの広い部屋に住んでいるのか、皆さんは?
ウサギ小屋でサラウンドは楽しめるものなのか?

私の不満は、止まらないのである。

ただ、スピーカの置き場所の悩みに限定して言えば、最近話題の、YAMAHAの「YSP-1」。あれにはびっくりした。凡百の擬似サラウンドシステムを完璧に凌駕している。新宿のベスト電器で試聴したのだが、スピーカは一個しかないのに、本当に頭の後ろから音が飛んできて、肝をつぶした。
不思議だ、あれは。
でも、やっぱり、私の書斎には置くことは不可能だ。


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noonの歌声を聴いたことがある人なら、誰しも彼女のクリスマスソングを聴いてみたいと思っていたことでしょう。このアルバムがその願いをかなえてくれました!期待に違わず、しっとりとしたジャズの雰囲気で歌い上げています。個人的には1曲目のザ・クリスマス・ソングを聞
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