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2006年05月13日 (土) * 編集
三度の飯より食べることが好きである。
とはいえ、グルメ、なんて恥ずかしい言葉は私には似合わないし、流行りのレストランもよく知らない。ただ、食い意地が張っているだけなのである。 世の中には、有名料理人が沢山いる。結構なことだが、料理人が、「感性」だの、「自己表現」だの、挙句の果てには「革命」だのと口にするのを見ると、何だか、いたたまれない気持ちになるばかりか、正直なところ、そんな料理人は信用しないことにしている
確かに、「革命」的な料理人がいないわけではないだろう。フランス料理の世界で言えば、エスコフィエとかカレーム、ボキューズなどの天才たちの存在を否定するわけではない。しかし、天才だの、革命だのというのは、一握りだから、そう呼ばれるのであって、猫も杓子も天才を気取るのを見ていると、どうもお尻のあたりがむずむずと落ち着かなくなってくる。世界の中心で勝手に愛を叫ばれている気分である。
料理人は果たして芸術家か、という議論はあらためて考えてみるとしても、例え芸術家であっても、ピカソやゴッホなんていうレベルではあるまいし、「自己表現」なんていう言葉を吐く輩は信用しない私である。 こと料理に関して言えば、私は、保守的である。。 料理人に望むものは、中途半端な才気ではなくて、根の張った料理を出してくれることだ。別に、料理人の表現する「自己」など知りたくない。料理人の人となりには何の興味もないのだ。 わけのわからない「創作料理」などというものを食べるよりも、理に適った古典的な料理を食べたい。 ラーメンは私も好きだが、ラーメン屋までもが、「自己表現」しているのを見ると、そういう店には行きたくない、と思う。しかも、行列を作ってまでラーメンを食べる気もない。ラーメンはラーメンである。それ以上でも以下でもない。 高級な店にはもともと行けるわけもないのだが、私は、ビストロみたいな店が好きである。こういう店では、料理人はあくまでも陰の存在だ。家族や友だちと、楽しく飲み食いすることが目的。自意識過剰な料理人は邪魔なだけである。
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